7月11日ツール・ド・フランス結果

http://www.cyclesports.jp/depot/detail.php?id=6931から引用

【ツール速報】第12ステージは集団ゴールスプリントでキッテルが区間3勝目

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第100回ツール・ド・フランスは、7月11日にフジェールからツールまでの218kmで第12ステージを競い、ドイツのマルセル・キッテルアルゴスシマノ)が集団ゴールスプリントを制し、今大会3勝目を上げた。2位は英国チャンピオンのマーク・カヴェンディッシュ(オメガファルマ・クイックステップ)、3位はマイヨ・ベールのペーテル・サガンキャノンデール)だった。マイヨ・ジョーヌは英国のクリストファー・フルーム(スカイ)が守った。

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第12ステージは182選手がスタート。3.5kmでフランチェスコ・ガバッツィ(アスタナ)が集団からアタックし、マヌエーレ・モーリ(ランプレ・メリダ)、アントニー・ドラプラス(ソジャスン)、ロマン・シカール(エウスカルテル・エウスカディ)、フアンアントニオ・フレチャ(バカンソレイユ・DCM)が合流してこの日の逃げを形成した。42.5km地点で5人は最大9分差を付けたが、スプリンターを擁するチームは逃げ切りを許さなかった。166km地点の中間スプリント地点で、逃げと集団との差は2分半を切っていた。集団の先頭ではマイヨ・ベール争いのスプリントが競われ、カヴェンディッシュが6位通過で10ポイントを獲得した。ゴールが間近になり、逃げる選手は1人また1人と集団に吸収され、最後まで逃げ続けていたフレチャも残り6.1kmでこの日の仕事を終えた。


ゴールスプリントに備え、集団の先頭はオリカ・グリーンエッジが引いていたが、ロータリーで先頭を引いていたスベン・タフトが転倒。このときは、幸い大事故には至らなかった。しかしゴール手前残り2.5kmでは、オメガファルマ・クイックステップアルゴスシマノの列車が先頭争いを繰り広げるすぐ後ろでロット・ベリソルを中心とした大落車が発生。ロット・ベリソルはグレッグ・ヘンダーソン、マルセル・ジーベルク、ユルフン・ルーランツが巻き込まれてしまった。アンドレ・グライペルは落車しなかったものの、これで足止めをくらい、ゴールスプリントに加わることはできなかった。残り1kmで集団の先頭はアルゴスシマノの列車が引いていたが、最後のカーブでヒールト・スティーフマンス(オメガファルマ・クイックステップ)が先頭に出て、カヴェンディッシュのスプリントを完璧に準備した。しかし、一昨日のゴールでの落車騒ぎで批難を浴びたことが影響したのか、カヴェンディッシュは仕上げのスプリントに集中できず、彼の後ろから飛び出したキッテルに、ゴールラインであっさり差されてしまった。


「まったく信じられないよ。夢を見ているような気分だ。ボクにとってもチーム全体にとっても、とてもとても特別だ。みんなはすごい仕事をしてくれた。今日は本当に落ち着いていて、誰もミスをしなかった。スプリントの準備はとてもよくて、ボクたちがとても団結していることをすごく誇りに思う。みんなと働くことが本当に楽しいよ」と、区間3勝目を上げたキッテルは喜びを語っている。


7月12日はツールからサンタマン・モントロンまでの173kmで第13ステージが行われる。途中、カテゴリー4の丘が1つだけというスプリンターのステージだ。(Map:ASO)


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■第12ステージ結果[7月11日/フジェール~ツール/218km]

1 マルセル・キッテルアルゴスシマノ/ドイツ)4時間49分49秒

2 マーク・カヴェンディッシュ(オメガファルマ・クイックステップ/英国)

3 ペーテル・サガンキャノンデールスロバキア

4 アレクサンダー・クリストフ(カチューシャ/ノルウエー)

5 ロベルト・フェラーリ(ランプレ・メリダ/イタリア)

6 ダリル・インペイ(オリカ・グリーンエッジ/南アフリカ

7 ホセホアキンロハス(モビスターチーム/スペイン)

8 ヨアン・ジェヌ(ヨーロッパカー/フランス)

9 フアンホセ・ロバト(エウスカルテル・エウスカディ/スペイン)

10 サミュエル・デュムラン(AG2R・ラモンディアル/フランス)

181 新城幸也(ヨーロッパカー/日本)

■第12ステージまでの総合成績

1 クリストファー・フルーム(スカイ/英国)47時間19分13秒

2 アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム/スペイン)+3分25秒

3 バウケ・モレマ(ベルキン/オランダ)+3分37秒

4 アルベルト・コンタドール(チームサクソ・ティンコフ/スペイン)+3分54秒

5 ロマン・クロイツィーゲル(チームサクソ・ティンコフ/チェコ)+3分57秒

6 ローレンス・テンダム(ベルキン/オランダ)+4分10秒

7 ミハウ・クウィアートコウスキー(オメガファルマ・クイックステップポーランド)+4分44秒

8 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+5分18秒

9 ルイ・コスタ(モビスターチーム/ポルトガル)+5分37秒

10 ジャンクリストフ・ペロー(AG2R・ラモンディアル/フランス)+5分39秒

78 新城幸也(ヨーロッパカー/日本)+59分31秒

[各賞]

■ポイント賞:ペーテル・サガンキャノンデールスロバキア

■山岳賞:ピエール・ロラン(ヨーロッパカー/フランス)

■新人賞:ミハウ・クウィアートコウスキー(オメガファルマ・クイックステップポーランド

■チーム成績:モビスターチーム(スペイン)

新城選手が徐々に前進しているようですね。