7月10日ツール・ド・フランス結果
http://www.cyclesports.jp/depot/detail.php?id=6923から引用
新城選手は少しづつですが、調子を上げているようですね。
【ツール速報】個人TTはマルティンが優勝/総合首位のフルームはさらにタイム差を広げた!
第100回ツール・ド・フランスは、7月10日にアブランシュからモン・サンミシェルまでの33kmで個人タイムトライアルを競い、TT世界チャンピオンのトニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)が、平均時速54.271km/hという歴代3位の高速タイムで区間優勝した。彼がツールの個人TTを制するのは、2011年につづいて2度目だった。2位には12秒差でマイヨ・ジョーヌのクリストファー・フルーム(スカイ)が入り、総合のライバルたちとのタイム差をさらに広げている。
第11ステージは182選手が出走。第2走者のスベン・タフト(オリカ・グリーンエッジ)が序盤のベストタイムだったが、TT世界チャンピオンのトニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)が叩きだしたタイムは超人的だった。誰ひとりTT世界チャンピオンのタイムを更新できないまま、最終走者であるマイヨ・ジョーヌのフルームがスタート。そして9.5km地点の第1計測ポイントをマルティンよりも1秒速いタイムで通過すると、ホットシートで待機していたマルティンの表情は固くなった。つづく22kmの第2計測ポイントでは、その差は2秒に開いていたため、フルームがそのままトップタイムを更新するのではないかと思われたが、彼は後半で失速。フィニッシュラインではマルティンのタイムよりも11秒遅れていた。
「正直なところ、ボクはほとんど区間優勝をあきらめていた。中間計測ポイントでフルームがボクのタイムより勝っていたのを見た時は、とても期待できなそうだった。ボクはほとんど泣きそうだったよ。信じられなかった。シャバネルやクウィアートコウスキーのような本当にTTに強い選手たちに対しては、十分にアドバンテージを得ていたから、区間優勝は多かれ少なかれ確信していた。だからフルームにも30秒かそこら勝てるだろうと期待していた。でも、中間でボクを打ち負かすなんて思ってもいなかった」と、区間優勝したマルティンは心中を明かした。「だから今はとてもうれしいよ。こういう形で勝つのはおそらくより良いものだ」マルティンは第1ステージの落車で全身にひどいケガを負い、リタイアするのではないかと思われていたが、幸い骨折はなかったため、レースを続けていた。「ラッキーなことに背中の皮膚がだいぶ元に戻ってきたから、また仰向けで寝られるようになった。多少回復した。確かにまだ傷口が開いているものもあるけれど、選手というものはそれに慣れっこで、問題ないのさ」
フルームはマルティンの最速タイムに12秒差でゴールしたが、区間3位以下の選手は全員が1分以上遅れてゴール。まるでマルティンとフルームは異次元の闘いをしたかのようだった。アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)はフルームより2分遅かったが、総合2位の座を守った。しかし、バルベルデのチームメートでクライマーのナイロ・キンタナ(モビスターチーム)は3分8秒遅れてしまい、総合は1つ後退しただけだったが、新人賞のマイヨ・ブランはミハウ・クウィアートコウスキー(オメガファルマ・クイックステップ)に奪い返されてしまった。アルベルト・コンタドール(チームサクソ・ティンコフ)はフルームよりも2分3秒遅かったが、総合では6位から4位に浮上している。「最後の2kmくらいで向かい風を受けた時、ボクはタイムを失い始めたんだと思う。同じ勢いで走り続けるのに苦労したよ。今日は可能な限りタイムを稼ぐつもりだったから、この結果には本当に満足している。このTTは、確かにボクにとって最高のTTだった」と、フルームは語っている。
7月11日はフジェールからツールまでの218kmで、フラットな第12ステージが行われる。(Map:ASO)
■第11ステージ結果[7月10日/アブランシュ~モン・サンミシェル(個人TT)/33km]
2 クリストファー・フルーム(スカイ/英国)+12秒
3 トーマス・ドヘント(バカンソレイユ・DCM/ベルギー)+1分01秒
4 リッチー・ポート(スカイ/オーストラリア)+1分21秒
6 スベン・タフト(オリカ・グリーンエッジ/カナダ)+1分35秒
7 シルバン・シャバネル(オメガファルマ・クイックステップ/フランス)+1分37秒
8 ジェレミー・ロワ(FDJ.fr/フランス)+1分43秒
10 ホナタン・カストロビエホ(モビスターチーム/スペイン)+1分51秒
11 バウケ・モレマ(ベルキン/オランダ)+2分05秒
13 アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム/スペイン)+2分12秒
15 アルベルト・コンタドール(チームサクソ・ティンコフ/スペイン)+2分15秒
19 ジャンクリストフ・ペロー(AG2R・ラモンディアル/フランス)+2分22秒
21 カデル・エヴァンス(BMC/オーストラリア)+2分30秒
22 ローレンス・テンダム(ベルキン/オランダ)+2分32秒
54 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+3分20秒
56 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ/スペイン)+3分29秒
62 ダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ/アイルランド)+3分36秒
103 新城幸也(ヨーロッパカー/日本)+4分29秒
■第11ステージまでの総合成績
1 クリストファー・フルーム(スカイ/英国)42時間29分24秒
2 アレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム/スペイン)+3分25秒
3 バウケ・モレマ(ベルキン/オランダ)+3分37秒
4 アルベルト・コンタドール(チームサクソ・ティンコフ/スペイン)+3分54秒
6 ローレンス・テンダム(ベルキン/オランダ)+4分10秒
8 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+5分18秒
10 ジャンクリストフ・ペロー(AG2R・ラモンディアル/フランス)+5分39秒
11 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ/スペイン)+5分48秒
13 ダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ/アイルランド)+2分28秒
14 カデル・エヴァンス(BMC/オーストラリア)+6分54秒
80 新城幸也(ヨーロッパカー/日本)+59分31秒
[各賞]
■山岳賞:ピエール・ロラン(ヨーロッパカー/フランス)
■チーム成績:モビスターチーム(スペイン)
新城選手は少しづつですが、調子を上げているようですね。