超低床式路面電車が運行開始 長崎電気軌道 7年ぶり新車両
車両導入は2012年2月、同形の5002号以来。さらに21年度にも1両導入を検討している。
既存車両の行き先表示は幕式で表記が日本語と英語だけだが、新車両はLED式で中国語と韓国語を加え、数秒おきに表示を切り替える。さらに、聴覚障害がある乗客にドアの開閉を知らせるため、車内のドア付近にランプを新設し混雑時のトラブルを防ぐ。事故発生時の検証用として、ドライブレコーダーとは別に、運転操作のデータ記録装置を備えた。
長崎市大橋町の浦上車庫で出発式があり、田上富久市長ら約30人が出席。中島典明社長は「安全運行を第一に、市民に愛される会社を目指していく」とあいさつした。