南北接続控え 富山地鉄がライトレールを吸収合併


富山駅北と岩瀬浜を結ぶ富山ライトレールが、富山地方鉄道に吸収合併されることが発表されました。

 富山駅では、来年3月に路面電車が高架下でつながる「南北接続」を控えていて、合併は、その前の来年2月を予定しています。

 富山ライトレール富山地方鉄道の合併は、25日開かれた富山ライトレールの臨時の株主総会で承認され決定しました。

 富山ライトレールによりますと南北接続後に、2つの会社がそのまま路線を運行すると、同じ運賃での運行が難しくなることや業務を効率化する必要があることなどから、2つの会社が合併することになりました。

 富山地方鉄道が存続会社となり、富山ライトレールは吸収されます。

 すでに、去年9月、両社と、富山ライトレールの軌道施設を保有する富山市は南北接続後の全車両の運行を富山地方鉄道に一元化することで合意しています。

 また、合併後も富山ライトレール発行のICカード「パスカ」は継続して利用でき、ICカードの利用で割り引きされるサービスも継続されます。

 しかし、ICカードの利用者が、運転手のいない扉からでも下車できるいわゆる「信用降車(しんようこうしゃ)」は廃止されます。

 両社の合併は来年2月22日の予定です。

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