板橋駅 電留線整備工事レポ(2018/06/18) 試運転始まる


品川駅周辺の再開発に関連して、板橋駅で行われている電留線の新設工事(※)。
5月頃から夜間に行われている試運転を6/18(月)の未明に見に行き、
同日の午前中に電留線の様子を確認してきました。
 
前回のレポート(2018/03/17)からは、約3ヶ月が経過しています。

板橋駅 電留線整備計画
品川駅の山手線電留線(5線)の廃止に伴い、山手線の車両を東京総合車両センターと池袋運輸区での留置とし、
池袋運輸区に留置されている埼京線車両を、新設する板橋駅電留線(3線)に移転する計画のこと。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2017/12/30/itabashi001.gif板橋駅 電留線配線図>
※クリックで、別ウインドウに原寸大(795x456)の画像を表示します(GIF形式 9KB)

まずは試運転の様子から。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/mvi_064232.jpg<夜間の試運転 1/3>
終電後に行われた試運転。
池袋方面から入線した試運転列車は、この日は一番ホーム寄りの留置線に入線しました。
入線後、15分ほどで池袋方面に折り返していきました。
試運転が始まったということで、電留線の設備はもう完成したと見てよさそうですね。
 
続いて、6/18(月)の午前中に確認した電留線の様子を。

電留線の様子ですが、3月の調査の時点で設備としてはほぼ完成していたようで、
大きな変化は見当たりませんでした。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45672.jpg<電留線の様子 3/10>
3線の電留線のうち、ホーム寄り2線の停車位置は、アパグループの大きな看板のあたりになります。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45762.jpg<電留線の様子 6/10>
一番奥の電留線の停車位置は、アパホテル南端付近になります。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45772.jpg<電留線の様子 7/10>
3月の時点では、電留線のトロリ線からは「高圧注意」の札が吊り下げられており、
列車の入線はできない状態でしたが、試運転の開始に伴い撤去されています。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45732.jpg<電留線の様子 9/10>
電留線の南寄りには、工事用の軌陸車が進入するために電留線の線路に踏み板が設置されていますが、
これは使用開始までに撤去されるのでしょうか…?
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45522.jpg<駅西側 保守用側線>
(電留線の工事とは無関係と思われますが、)
駅西側の保守用側線には、東京省力化軌道工事区のモーターカーが留置されていました。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45642.jpg<駅西側 保守用側線脇>
モーターカーの奥には、撤去された架線柱が切断されて置かれていました。

続いて、電留線に繋がる分岐器の様子を。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_458732.jpg<第二雲雀ヶ谷踏切にて 1/3>
第二雲雀ヶ谷踏切から撮影した電留線の様子。
 
3月の時点では、電留線の入口に枕木が置かれていましたが、
試運転の開始に伴い撤去されています。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45852.jpg<第二雲雀ヶ谷踏切にて 3/3>
未明に試運転が行われて列車が入線したレールは、うっすらと銀色に光っていましたが(写真 3/2)、
しばらく列車が入線していないレールは、錆に覆われていました(写真 3/3)。
 
レールの色って、列車の入線の有無によってここまで違うものなのですね。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_458022.jpg<第一雲雀ヶ谷踏切にて 1/2>
電留線の入口付近は、レールの光り具合以外は、
もう現役の電留線と見分けがつきませんね。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45882_2.jpg<第一雲雀ヶ谷踏切にて 2/2>
電留線に入線するための渡り線付近では、
3月の時点では残っていた古い架線柱の撤去が終わっていました。

最後に、滝野川口での新駅舎建設工事の様子を。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45532_2.jpg板橋駅 滝野川口 1/3>
滝野川口の新駅舎は、青いネットに覆われているため工事の進み具合は分かりませんが、
当初の予定では、駅舎の使用開始(店舗除く)は平成30年度とされており、
遅くとも9ヶ月後には新駅舎の使用が始まるはずです。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45542.jpg板橋駅 滝野川口 2/3>
電留線末端部の先では、5月頃から基礎工事が行われており、
正体が気になっていましたが、配電盤の基礎でした。
http://suigousblog.cocolog-nifty.com/blog/images/2018/06/18/img_45492.jpg板橋駅 滝野川口 3/3>
この日は、クレーン車で配電盤の設置が行われていました。

板橋駅で行われている、電留線整備工事の様子は以上です。
板橋駅での電留線整備工事のポートですが、
試運転が始まり、電留線の工事そのものは完了したようなので、今回で一区切りとし、
(今のところ時機不明ですが)使用開始後のレポートで最後にしようと思います。

本格的に板橋の留置線の運用に向けて試運転を開始してきたようですね。深夜の留置場の訓練撮っていきたいです。


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