相鉄、駅や車両などのデザインコンセプトを統一へ 「9000系」もリニューアル


相鉄グループは11月5日、グループ100周年と都心相互直通運転に向けた「デザインブランドアッププロジェクト」の本格始動を発表した。鉄道の駅舎や車両、駅隣接の商業施設などを統一されたデザインコンセプトに基づきリニューアルを進める。


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相鉄「9000系」リニューアル車両(イメージ)


2013年にデザインの総合監修を、「くまモン」の生みの親でクリエイティブディレクターの水野学氏と、空間プロデューサーの洪恒夫氏に依頼。

『これまでの100年を礎に、これからの100年を創る Thinking of the next century.』をコンセプトに、「古くならない、醸成するデザイン」と「普遍的な色・素材」を採用し進めている。



鉄道車両は「ヨコハマネイビーブルー」に外観色統一



都心への乗り入れを意識し、車両の外観に横浜の海をイメージした色「YOKOHAMA NAVYBLUE」(ヨコハマネイビーブルー)を採用。


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グレーを基調とした車内(イメージ)


内装は、キーカラーをグレーとし、2016年春デビュー予定の「9000系リニューアル車両」では大手私鉄初の、昼と夜で色調が変化する調光機能付きの照明や、大手私鉄の通勤型電車では初となる英国スコットランド製の本革をボックスシートに導入する予定となっている。


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本革を採用し座り心地を良くしたボックスシート(イメージ)


今後登場が予定される相互直通運転用の新型車両をはじめとし、車両リニューアルおよび塗装計画に合わせて、順次、車両を新塗装に統一する。



駅舎や制服もリニューアル



駅舎については、キーカラーにグレーを採用し、一部にはレンガ等の素材を組み合わせ落ち着いた雰囲気に。各駅の改修スケジュールに合わせて順次リニューアルを進める。




また相模鉄道相鉄バスの制服を、創立100周年の前年となる2016年秋に一新。水野氏推薦のスタイリスト伊賀大介氏と協働し、駅舎や車両のデザインコンセプトと機能性を両立させたデザインとする。



相次いで都心直通運転がスタートする相鉄線



相鉄線は、2018年度、2019年と相次いで都心へ相互直通運転を開始する。




相鉄線西谷駅JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近間に新設する連絡線(約2.7㎞)を利用し、2018年度よりJR線と直通運転を開始する予定。

さらにJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近と東急東横線目黒線日吉駅間に新設する連絡線(約10.0㎞)を利用して2019年より東急線との相互直通運転を開始する予定となっている。



画像提供:相模鉄道

ついに都心直通の計画が動きだそうとしています。9000のリニューアルまさか最初は赤帯の電車が該当するかもしれません、VVVFインバーターの素子交換や相鉄カラーに塗られたのにまたヨコハマネイビーブルーに塗り替えるという。一編成だけ赤帯や相鉄カラー残してほしいですね。