東京都/西武新宿線井荻~西武柳沢駅間連立事業/20年度にも都市計画決定


東京都が事業主体となる西武新宿線井荻~西武柳沢駅区間(事業予定区間約5・1キロ)の連続立体交差事業が動きだす。都市計画素案がまとまり、近く地域説明会を実施。終了後に都は環境影響評価(アセス)手続きに入る。連立事業の都市計画決定(都市計画区間約5・5キロ)は20年度ごろになる見通し。23年ごろに事業着手し、おおむね15~20年後の完了を目指す。
 事業予定区間は、杉並区の井荻駅の西側を起点に西進。練馬区を経由し、西東京市東伏見西武柳沢両駅の中間付近までとなる。
 都は2004年にまとめた「踏切対策基本方針」の中で、同区間を「井荻駅東伏見駅付近」として鉄道立体化の検討対象に採択。16年には、連立事業の「新規に着工を準備する区間」に位置付けた。
 構造形式は明らかにしていないが、高架形式になる見通し。事業費は1000億円以上が見込まれる。都建設局のホームページによると、同区間の連立事業によって19カ所の踏切が除却される。
 練馬区は連立事業の実施に伴い、事業区間に含まれる武蔵関駅に駅前広場を整備する。整備位置は駅の北側を想定する。




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