ジロ・デ・イタリア第15ステージは総合上位陣のゴールスプリントをユンゲルスが制し区間初優勝
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第15ステージは183選手が出走。アタックと吸収が繰り返され、最初の1時間の平均時速は51.8km/hだった。10人の選手がやっと抜け出せたのはゴールまで残り91kmを切ったところで、そこにはマリア・チクラミーノを着たフェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ)も加わっていた。彼は2カ所目の中間スプリントポイントを先頭で通過した。
カテゴリー2のミラゴーロ・サン・サルバトーレ峠が始まり、ゴールまで残り42.5kmで集団からピエール・ローラン(キャノンデール・ドラパック)がアタックし、1分近く前を走る逃げグループを追った。2km先ではルイスレオン・サンチェス(アスタナプロチーム)も抜け出した。
ミラゴーロ・サン・サルバトーレ峠の下り坂で、キンタナが転倒するアクシデントが発生したが、幸い大したケガはなく、彼はチームメートの自転車を借りてレースに復帰。その間、マリア・ローザの集団はスピードを落としてキンタナを待った。
この日2カ所目のセルビーノ峠でロランとサンチェスが先頭を逃げ続けていたジャック・イャンスファンレンスブルフ(チームディメンションデータ)、ルディ・モラール(エフデジ)、フィリップ・デイグナン(チームスカイ)が追いついた。山頂で5人とマリア・ローザの集団のタイム差は42秒だった。
マリア・ローザの集団では、残り10km地点のロータリーの出口で、総合7位に付けていたエストニアのタネル・カンゲルト(アスタナプロチーム)が落車。彼はそのままレースを棄権した。
逃げはゴールまで残り4kmにあったカテゴリーのない上り坂でマリア・ローザの集団に捕まった。その瞬間にアタックしたのはマリア・ビアンカのユンゲルスだった。さらに下りでビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)がアタックし、先頭は総合でトップ10に入る選手たちに絞られた。
最後はゴールスプリントになり、ユンゲルスがクイックステップフロアーズに今大会区間5勝目をもたらした。
■グランツール区間初優勝を果たしたユンゲルスのコメント「なかなか実感できないけど、この勝利はスーパーハッピーだ。今日は上りで調子がいいと感じていたから、自分がいい脚なのはわかっていた。最後の上りで運試しをしたけど、予想していたよりちょっと長かったんだ。下りでは完璧な位置にいて、スプリントではポッツォビーボの後ろにつけていた。スプリントで勝ったのは初めてだ。ジロでこんな選手たちとそれができたのは素晴らしいよ」
5月22日は最後の休養日となり、23日からはいよいよ過酷な最終週がスタート。第16ステージはロベッタからボルミオまでの222kmで、モルティローロ峠、今年のチマコッピ(最高峰)である標高2488メートルのステルビオ峠、ウンブライルパス・ジョゴ・ディ・サンタ・マリア峠の3カ所を越える。
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■第15ステージ結果[5月21日/バルデンゴ~ベルガモ/199km]
1 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)4時間16分51秒
2 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)
3 ティボ・ピノー(エフデジ/フランス)
4 アダム・イェーツ(オリカ・スコット/オーストラリア)
5 ドメニコ・ポッツォビーボ(アージェードゥゼール・ラモンディアル/イタリア)
6 パトリック・コンラット(ボーラ・ハンスグローエ/オーストリア)
7 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)
8 トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)
9 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)
10 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)
12 スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ/オランダ)
■第15ステージまでの総合成績(マリア・ローザ)
1 トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)63時間48分08秒
2 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+2分41秒
3 ティボ・ピノー(エフデジ/フランス)+3分21秒
4 ビンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ/イタリア)+3分40秒
5 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+4分24秒
6 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+4分32秒
7 ドメニコ・ポッツォビーボ(アージェードゥゼール・ラモンディアル/イタリア)+4分59秒
8 ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)+5分18秒
9 アンドレイ・アマドール(モビスターチーム/コスタリカ)+6分01秒
10 スティーフェン・クラウスウェイク(チームロットNL・ユンボ/オランダ)+7分03秒
11 アダム・イェーツ(オリカ・スコット/オーストラリア)+7分43秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):トム・ドゥムラン(チームサンウェブ/オランダ)
■新人賞(マリア・ビアンカ):ボブ・ユンゲルス(クイックステップフロアーズ/ルクセンブルク)
(http://www.giroditalia.it/)