外装はうろこ柄 鯛をイメージした観光列車、加太さかな線に登場 南海
和歌山市内の紀ノ川駅と加太駅を結ぶ全長9.6kmの南海加太線は、沿線が海の風景やその産物などに恵まれていることから、南海電鉄は地元観光協会と共に2014年11月より「加太さかな線プロジェクト」を開始。その路線に「加太さかな線」という愛称を与え、観光駅名看板の設置や、地元と連携した新名物の開発などを行ってきました。
今回登場する「めでたいでんしゃ」は、その一環として登場するもの。7100系電車の2両編成で、「加太の鯛」と「淡嶋神社の縁結び」をイメージした乗るだけで“おめでたい”気分になる、ずっと乗っていたい――“愛(め)でたい”電車といいます。
http://trafficnews.jp/assets/2016/02/160225_nankai_01-600x480.jpg 加太さかな線に登場する観光電車「めでたいでんしゃ」のイメージ(画像出典:南海電鉄)。
外装デザインには、「加太の鯛」をイメージした“うろこ柄”をシンプルに表現したそうです。
車内はつり革が“魚形”で、まるで車内を魚が泳いでいるかのようにされています。座席も“鯛柄”です。
「優しさと温かみを感じる車内。さかなが車内を泳ぐイメージを表現しました」(南海電鉄)
そうした“魚が泳ぐ”車内、窓のカーテンが魚を獲る網をイメージしたデザイン、というのも面白いところでしょう。
http://trafficnews.jp/assets/2016/02/160225_nankai_02-600x418.jpg観光列車「めでたいでんしゃ」の内装デザインと、その座席やカーテン、つり革、縁起物のイメージ(画像出典:南海電鉄)。
ちなみに、各車両へひとつ「ハート柄のつり革」が、また外装や座席の“鯛模様”のなかに「ハートのうろこ」があるそうです。
【了】
南海はここ最近既存の電車を改造して観光列車を導入して収益を上げるようにしていますね。天空だったり、またラッピングや復刻塗装にも力の入れようは凄いですね。