タイ王国バンコク都市鉄道パープルライン向け車両出荷開始について

 
JR 東日本グループは、「グループ経営構想Ⅴ ~限りなき前進~」のもと、鉄道車両製造事業を「経営の第4の柱」として確立することを目指して、JR 東日本グループの株式会社総合車両製作所横浜市金沢区 以下、「J-TREC」)が製造するステンレス車両「sustina(サスティナ)※」を積極的に展開し、国内外の案件の獲得に取り組んでいます。
そのうち、丸紅株式会社(以下、「丸紅」)と株式会社東芝(以下、「東芝」)の共同事業体が受注した、タイ王国の首都バンコクの都市鉄道パープルラインについては、J-TREC鉄道車両を供給し、JR 東日本と丸紅、東芝が共同で、10 年間のメンテナンス業務を実施するべく準備を進めています。
この度、J-TREC が製造した車両(2 編成6 両)が大黒埠頭横浜市鶴見区)より初出荷されました。今後、逐次出荷が行われ、今年度中に全21 編成63 両がタイ王国に輸送される予定です。
パープルラインの開業は2016 年8 月を予定しており、日本国内と同様、高品質で故障の少ない鉄道車両及びメンテナンスを提供することで、快適にご利用していただき、バンコクの交通問題の緩和や地域の発展に貢献できるよう、一層の努力をしてまいります。
※「sustina(サスティナ)」:省エネルギー性、安全性、保守性を向上させた、J-TREC が設計・製造する次世代ステンレス車両のブランド名。パープルライン向け車両は、海外向けsustina 第1号となります。
 
バンコク向けに車両の輸出が始まり、サスティナが海外に向けての第一歩となっているようです。今後はアジアでもサスティナを導入されるのか