JR北海道、観光列車にも使える「紫水」「山明」導入 キハ40形を改造


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「紫水」号(上)と「山明」号(下)の外観イメージ(画像:JR北海道)。
 JR北海道は2019年2月14日(木)、普通列車などに使用しているキハ40形ディーゼルカー2両を、観光・イベント列車としても利用できるよう改造すると発表しました。
 同社は、普段は定期列車として使用しつつ、観光・イベント列車にも活用できる車両として、キハ40形を改造した「北海道の恵み」シリーズを展開しています。2018年に「道北 流氷の恵み」「道東 森の恵み」「道南 海の恵み」「道央 花の恵み」の4両が運行を始めました。
 今回、地域と連携して列車を活用した沿線活性化の取り組みをさらに推進するため、新たに「山紫水明(さんしすいめい)」シリーズとして「紫水(しすい)」号と「山明(さんめい)」号の2両を追加します。
「紫水」号は深みのある紫色をベースとし、海、雪の結晶、星の要素を組み合わせたデザインに。「山明」号は広大な大地をイメージした深い緑色をベースとし、山々や樹木、パッチワーク畑の要素を組み合わせたデザインにされます。
 車内はいずれも「北海道の恵み」シリーズを踏襲。床や座席背もたれなどに木材や木目材料を使用し、さらに飲食などに使用できる木製テーブルも設置します。
 車両改造費は1両あたり約1000万円。使用開始は2019年9月ごろの予定です。




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