サイクル列車 高崎に初 榛名山舞台5月のレース「ハルヒル」合わせ運行


群馬県榛名山を舞台に5月18、19の両日に開催する自転車レース「第7回榛名山ヒルクライムin高崎」(愛称・ハルヒル)に合わせ、JR東日本サイクルトレイン「B.B.BASE」が両国―高崎間で運行されると高崎市が10日、発表した。普段運行されている千葉県の房総エリア以外に向けて走るのは初めて。全席サイクリスト専用の特別な列車で大会を盛り上げる。
 ハルヒル出場者限定で乗車でき、5月18日に往路、同19日に復路を運行する。来年春の大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、4~6月に展開するプレDCの一環として企画した。
 
車内に専用ラック
 列車名は「房総バイシクルベース」の略称で、昨年1月から両国駅を出発駅とした房総半島の4路線で運行されている。6両編成で座席は99席。自転車を固定する専用ラックがあり、自転車を折り畳むことなく乗り込めるのが特徴だ。
 JRの旅行商品として販売予定で、募集人数や申し込み方法、料金などの詳細は調整中。2月中旬には決定し、JRやハルヒルのホームページ(HP)で公表する。
 ハルヒルのエントリーは今月19日午後1時から大会HP(www.haruna-hc.jp)で受け付ける。榛名湖コース(16・1キロ)、榛名神社コース(11・6キロ)、初心者コース(6・7キロ)の3種目をヒルクライムレースとして5月19日に開き、前日の18日は同レースのエントリー者の一部が参加するタイムトライアルレース(6・8キロ)を行う。
 列車に関する問い合わせはJR東日本高崎支社(電話027・320・7111)、大会については榛名山ヒルクライムin高崎実行委員会事務局(電話027・374・6715)へ。

ハルヒルに合わせて運行されるサイクルトレイン「B.B.BASE」

鉄道コム