蓄電池でも走る電車、男鹿線で2017年春デビュー JR東日本


男鹿に充電設備を設置

 JR東日本秋田支社は2016年12月2日(金)、同社初の新型交流蓄電池電車「EV-E801系」を男鹿線に投入すると発表しました。
 車両に大容量の蓄電池を搭載し、その電力を利用して非電化区間も走れる電車です。電化区間では、通常の電車と同じように架線(線路上の電線)から電気を取り入れて走ると同時に、蓄電池を充電します。
 また、男鹿線の終着駅である男鹿駅(秋田県男鹿市)には専用の充電設備が設置され、車両への充電が行われます。
男鹿線に投入される新型交流蓄電池電車「EV-E801系」の外観イメージ(画像出典:JR東日本)。



JR東日本によると、従来のディーゼルカーによる排気ガスが解消、二酸化炭素や騒音の削減が実現するといいます。12月中旬から秋田地区で性能評価や技術的検証を重ね、2017年春ごろから秋田~男鹿間で営業運転を始める予定です。
 なお、JR九州では「DENCHA」の愛称が付けられた蓄電池電車のBEC819系が、今年10月から筑豊本線で営業運転を始めています。

総合車輛製作所で造られているでしょうが完成までが楽しみであります。


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