京王の車両がさらに環境に優しい電車に生まれ変わります!

http://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2015/nr150723_kankyotrain.pdfから

京王電鉄株式会社は「新型VVVFインバータ制御装置」の本格導入を開始するとともに、「車内照明のLED化」を進めます。
当社では、電車が走行する際に必要な電力を効率よく利用するために、「VVVFインバータ制御装置」と「回生ブレーキ」を装備した車両の導入を進め、2012年度に大手民鉄で初めて全営業車両への整備を完了しましたが、2015年度から、消費電力をさらに削減できる「新型VVVFインバータ制御装置」の本格導入を開始します。これにより抵抗制御車(VVVFインバータ制御装置と回生ブレーキを装備していない車両)と比べて約3分の1の消費電力で走行できるようになります。 
また、車内照明についてもLED化を進めます。これにより従来の蛍光灯と比べて消費電力を約2分の1に削減することができます。なお、井の頭線車両については2015年度にLED化を完了させる予定です。 
そのほか、電車がブレーキをかけた際に発生する回生電力を、駅設備で使用される電力に変換して供給する「駅舎補助電源装置」を昨年度の東府中駅に続き、高幡不動駅と北野駅に新設します。 

1.新型VVVFインバータ制御装置の導入について 
(1)VVVFインバータ制御装置について 
電車の加速力や速度などに応じて、電圧や周波数を変化させながらモーターを効率よく動かす装置です。

(2)新型VVVFインバータ制御装置の概要 
既存のVVVFインバータ制御装置と比べて、さらにモーターを効率よく動かすと
ともに回生ブレーキの効率を高めることで、消費電力量を大幅に削減した装置です。 

(3)導入車両数と導入完了時期(予定) 
 京王線8000系 244両 (2023年度)

(4)省エネ効果 
消費電力 : 抵抗制御車と比べて約3分の1(最大68%削減) 
年間の電力削減量 : 約7,950万 kWh(一般家庭の約22,000軒分) 
※ 全244両に導入が完了した際の見込み量 

3.駅舎補助電源装置の新設について 
(1)設置場所と完了時期(予定) 
京王線 高幡不動駅 (2015年度) 
      北野駅 (2016年度) 

(2)省エネ効果 
年間の電力削減量 : 約48万 kWh(一般家庭の約140軒分)

新型VVVFインバーター装置はどこの製品になるでしょうか。と言うともうGTOVVVFインバーター装置の音を聞けるのも時間の問題でしょう。既にLED照明を導入した車両があることだし、全車両に波及することと受け取っていいでしょう。