5月9日ジロ・デ・イタリア結果
【速報】ジロ第６ステージはカベンディッシュが区間２勝目
2013年05月10日
第96回ジロ・デ・イタリア（ＵＣＩワールドツアー）は、５月９日にモーラ・ディ・マーリからマルゲリータ・ディ・サボイアまでの169kmで平坦な第６ステージを競い、集団ゴールスプリントを制して英国のマーク・カベンディッシュ（オメガファルマ・クイックステップ）が区間２勝目を上げた。２位はエリア・ビビアーニ（キャノンデール）、３位はマテューハーレイ・ゴス（オリカ・グリーンエッジ）だった。総合首位のマリア・ローザは、イタリアのルーカ・パオリーニ（カチューシャ）が守った。
ゴールのマルゲリータ・ディ・サボイアはローカルサーキットを２周するレイアウトだったが、最初にゴール地点を通過した際に、集団で落車が発生。幸いひどい負傷者は出なかったが、大勢の選手が足止めを食らってしまい、ゴールまで残り30kmで集団は２つに分断してしまった。落車が発生したとき、不運にもブラッドリー・ウィギンス（スカイ）は自転車交換で集団の後方に下がっていたため、後ろの集団に取り残されてしまった。しかし、前の集団はマリア・ローザを擁したカチューシャがコントロールしてペースダウンし、遅れた選手たちを待ったため、ウィギンスらは無事、残り22kmで前の集団に合流することができた。そして最後は大集団でのゴールスプリントになり、ベルギーのヒールト・スティーフマンス（オメガファルマ・クイックステップ）の完璧なリードで発進したカベンディッシュは、誰も追い越せなかった。
第１ステージで優勝したときは、ゴール目前のメカニカル・トラブルでスティーフマンスが発射台を務められず、自力で闘わざるを得なかったカベンディッシュだったが、やっと新チームでの連携が上手く機能し、いつにもまして喜びにあふれていた。「ボクは本当にハッピーだ。信じられなかったよ。リードはまったく完璧だった。非の打ちどころはなかった。素晴らしかったよ」と、カベンディッシュはスティーフマンスの働きぶりを褒めまくっていた。「落車があったせいで、みんながナーバスになっていた。ゴールまで残り3kmを切っても、総合を狙う選手たちは全員集団の前にいて、スプリンターのチームと一緒にBMCやスカイもいた。本当に混沌としていたんだ。ボクはただ、スティーフマンスに付いていこうとした。彼はボクの場所を探してくれて、タイミングもバッチリだった。スティーフマンスは今日、彼がベストコンディションだったら、今までいた発射台のなかでもかなり最高な発射台であることを示したよ」カベンディッシュにとって、この優勝はプロ通算99勝目で、今季ＵＣＩワールドツアーのレースでの９勝目だった。そして第６ステージが行われた５月９日は、２年前のジロで他界したベルギー人選手、ウォートル・ウェイラントの命日だった。カベンディッシュは表彰式でゼッケン１０８を頭上高く掲げ、その勝利を亡きウェイラントに捧げた。
ゴールのマルゲリータ・ディ・サボイアはローカルサーキットを２周するレイアウトだったが、最初にゴール地点を通過した際に、集団で落車が発生。幸いひどい負傷者は出なかったが、大勢の選手が足止めを食らってしまい、ゴールまで残り30kmで集団は２つに分断してしまった。落車が発生したとき、不運にもブラッドリー・ウィギンス（スカイ）は自転車交換で集団の後方に下がっていたため、後ろの集団に取り残されてしまった。しかし、前の集団はマリア・ローザを擁したカチューシャがコントロールしてペースダウンし、遅れた選手たちを待ったため、ウィギンスらは無事、残り22kmで前の集団に合流することができた。そして最後は大集団でのゴールスプリントになり、ベルギーのヒールト・スティーフマンス（オメガファルマ・クイックステップ）の完璧なリードで発進したカベンディッシュは、誰も追い越せなかった。
第１ステージで優勝したときは、ゴール目前のメカニカル・トラブルでスティーフマンスが発射台を務められず、自力で闘わざるを得なかったカベンディッシュだったが、やっと新チームでの連携が上手く機能し、いつにもまして喜びにあふれていた。「ボクは本当にハッピーだ。信じられなかったよ。リードはまったく完璧だった。非の打ちどころはなかった。素晴らしかったよ」と、カベンディッシュはスティーフマンスの働きぶりを褒めまくっていた。「落車があったせいで、みんながナーバスになっていた。ゴールまで残り3kmを切っても、総合を狙う選手たちは全員集団の前にいて、スプリンターのチームと一緒にBMCやスカイもいた。本当に混沌としていたんだ。ボクはただ、スティーフマンスに付いていこうとした。彼はボクの場所を探してくれて、タイミングもバッチリだった。スティーフマンスは今日、彼がベストコンディションだったら、今までいた発射台のなかでもかなり最高な発射台であることを示したよ」カベンディッシュにとって、この優勝はプロ通算99勝目で、今季ＵＣＩワールドツアーのレースでの９勝目だった。そして第６ステージが行われた５月９日は、２年前のジロで他界したベルギー人選手、ウォートル・ウェイラントの命日だった。カベンディッシュは表彰式でゼッケン１０８を頭上高く掲げ、その勝利を亡きウェイラントに捧げた。
５月１０日はサン・サルボからペスカーラまでの177kmで中級山岳区間の第７ステージが行われる。ゴールは平坦だが、後半にカテゴリー３と４の丘を４ヶ所越えなければならない難しいステージだ。パオリーニは「マリア・ローザを個人ＴＴ（第８ステージ）までキープすることに挑戦するよ。だから明日はワンデークラシックみたいに走るつもりだ。ボクは個人ＴＴでマリア・ローザを守れないだろう。でも、ファンの目前を単独で走るとても厳しい50kmは、マリア・ローザに別れを告げるのにはいい思い出になるだろうね」と、豊富を語っている。(MAP: RCS Sport)
■第６ステージ結果［５月９日／モーラ・ディ・マーリ～マルゲリータ・ディ・サボイア／169km］
１ マーク・カベンディッシュ（オメガファルマ・クイックステップ／英国）3時間56分03秒
２ エリア・ビビアーニ（キャノンデール／イタリア）
３ マテューハーレイ・ゴス（オリカ・グリーンエッジ／オーストラリア）
４ ナセル・ブアニ（ＦＤＪ／フランス）
５ マッティア・ガバッツィ（アンドロニジョカットリ・ベネズエラ／イタリア）
６ マヌエル・ベレッティ（ＡＧ４Ｒ・ラモンディアル／イタリア）
７ ダビデ・アポッローニオ（ＡＧ３Ｒ・ラモンディアル／イタリア）
８ ジャコモ・ニッゾロ（レディオシャック・レオパード／イタリア）
９ マッティ・ブレシェル（チームサクソ・ティンコフ／デンマーク）
10 ロベルト・フェラーリ（ランプレ・メリダ／イタリア）
■第６ステージまでの総合成績
１ ルーカ・パオリーニ（カチューシャ／イタリア）23時間52分42秒
２ リゴベルト・ウラン（スカイ／コロンビア）+17秒
３ ベニャト・インチャウスティ（モビスター／スペイン）+26秒
４ ビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ／イタリア）+31秒
５ ライダー・ヘシェダール（ガーミン・シャープ／カナダ）+34秒
６ ブラッドリー・ウィギンス（スカイ／英国）+34秒
７ ジャンパオロ・カルーゾ（カチューシャ／イタリア）+36秒
８ セルヒオルイス・エナオ（スカイ／コロンビア）+37秒
９ マウロ・サンタンブロージョ（ビーニファンティーニ・セッレイタリア／イタリア）+39秒
10 カデル・エヴァンス（ＢＭＣレーシング／オーストラリア）+42秒
［各賞］
■ポイント賞：マーク・カベンディッシュ（オメガファルマ・クイックステップ／英国）
■山岳賞 ：ジョバンニ・ビスコンティ（モビスター／イタリア）
■新人賞 ：ファビオ・アル（アスタナ／イタリア）
１ マーク・カベンディッシュ（オメガファルマ・クイックステップ／英国）3時間56分03秒
２ エリア・ビビアーニ（キャノンデール／イタリア）
３ マテューハーレイ・ゴス（オリカ・グリーンエッジ／オーストラリア）
４ ナセル・ブアニ（ＦＤＪ／フランス）
５ マッティア・ガバッツィ（アンドロニジョカットリ・ベネズエラ／イタリア）
６ マヌエル・ベレッティ（ＡＧ４Ｒ・ラモンディアル／イタリア）
７ ダビデ・アポッローニオ（ＡＧ３Ｒ・ラモンディアル／イタリア）
８ ジャコモ・ニッゾロ（レディオシャック・レオパード／イタリア）
９ マッティ・ブレシェル（チームサクソ・ティンコフ／デンマーク）
10 ロベルト・フェラーリ（ランプレ・メリダ／イタリア）
■第６ステージまでの総合成績
１ ルーカ・パオリーニ（カチューシャ／イタリア）23時間52分42秒
２ リゴベルト・ウラン（スカイ／コロンビア）+17秒
３ ベニャト・インチャウスティ（モビスター／スペイン）+26秒
４ ビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ／イタリア）+31秒
５ ライダー・ヘシェダール（ガーミン・シャープ／カナダ）+34秒
６ ブラッドリー・ウィギンス（スカイ／英国）+34秒
７ ジャンパオロ・カルーゾ（カチューシャ／イタリア）+36秒
８ セルヒオルイス・エナオ（スカイ／コロンビア）+37秒
９ マウロ・サンタンブロージョ（ビーニファンティーニ・セッレイタリア／イタリア）+39秒
10 カデル・エヴァンス（ＢＭＣレーシング／オーストラリア）+42秒
［各賞］
■ポイント賞：マーク・カベンディッシュ（オメガファルマ・クイックステップ／英国）
■山岳賞 ：ジョバンニ・ビスコンティ（モビスター／イタリア）
■新人賞 ：ファビオ・アル（アスタナ／イタリア）
サイクルスポーツのレースニュースから引用
